「官僚」「閣僚」「政治家」の違いや力関係を簡単にわかりやすく解説!

用語解説

日本の政治に関わっている職業に官僚閣僚政治家があります。

しかし、この違いを説明しろと言われても難しいですよね。

ということで、この記事では官僚と閣僚と政治家の違いや力関係について簡単にわかりやすく解説していきます!

官僚とは?

官僚とは、日本の中央省庁に勤める国家公務員のことを指します。

中でも国家公務員試験の総合職試験に合格した人をキャリア官僚と呼びます。

一般的に「官僚」というと、このキャリア官僚を指すことが多いですね。

官僚になるためには国家公務員試験の総合職試験に合格する必要があるので、採用までの難易度が高いです。

国として重要な仕事を任されるので、やはり採用基準は高いレベルであってほしいですよね。

もし誰でもなれるような職業だとしたら、国がめちゃくちゃになってしまいますからね。笑

官僚の仕事内容について

官僚の仕事内容は、所属する中央省庁によって異なってきます。

中央省庁というのは、総務省や外務省、文部科学省や厚生労働省などのことですね。

どこの省庁かによっても変わってきますが、基本的には法案や予算案の作成、行政の実施などがあります。

法案は官僚が元となる原案を作成した後、閣議決定されることで国会に提出されます。

また予算案は各省庁の官僚が勝手に決めるわけではありません。

内閣で基本方針を決めてから、財務省が各省庁に予算要求の上限額を設定して、それをもとに各省庁で予算案を作成していきます。

翌年に必要な予算がどれくらいかを正しく見積もらないといけないので、とても大変な仕事ですよね。

行政の実施というのは各省庁の専門となる仕事なので、各省庁で内容は様々です。

官僚は法案や政策を実行してくれる重要な役割となっています。

決めるだけ決めて何もしないわけにはいきませんからね。

官僚の方がいるからこそ、行政がしっかりと実施されるわけです。

閣僚とは?

閣僚は内閣の中でも国務大臣のことを指します。

具体的には外務大臣や財務大臣などが閣僚に当たりますね。

各大臣は総理大臣が任命することになっており、天皇がそれを認証することになります。

ちなみに閣僚は過半数が国会議員でなくてはなりません。

言い換えると、国会議員ではなくても閣僚になることができるわけですね。

私も大臣は全員が国会議員から選ばれるものだと思っていたので驚きました。

閣僚の仕事内容について

閣僚(国務大臣)は各省庁で行政事務を取りまとめることが仕事になります。

いわば各省庁のトップとなる人たちなので責任重大ですね。

また、いずれの行政機関にも属さない「無任所大臣」と呼ばれる方もいます。

例えば沖縄・北方対策担当大臣が該当します。

各省庁の担当範囲ではありませんが、重要な役割ですよね。

政治家とは?

政治家は国会議員のことで、選挙によって選ばれた方だけがなることができる職業です。

私たち国民の民意にしたがって決められるわけですね。

いわば国民の代表として国の方針を決めてくれる方々ということになります。

公務員試験のような資格が不要なので、政治家の中にはタレント政治家のような方々もいらっしゃいます。

専門性に関しては試験がある分、官僚の方が優れていることの方が多いと思いますね。

もちろん、官僚以上に政治に精通している努力されている政治家の方もたくさんいるので、そこは誤解のないようにお願いします。

特に政治家の家系の場合は幼いころから教育されていると思いますので、官僚以上に知識があることも多いです。

過去に総理大臣を経験された安倍さん、岸田さん、麻生さんが遠縁の親戚というのも有名な話ですね。

政治家の仕事内容について

政治家は選挙によって国民に選ばれた人が国会議員となって、国会に出席します。

国会では法案を可決するかを審議して、政策を実行していくわけです。

政治家の仕事は法案の審議・制定の他に、予算の議決や条約締結の承認などがありますね。

その他にも、官僚と同じく法案を国会に提出することもあります。

基本的な役割としては国の行政の方針を決定するようなイメージですね。

選挙で選ばれた国民の代表なので、民意に沿って国を導いてくれる職業ということです。

より具体的な政策の実施といった業務は、官僚を含めた各省庁で勤務する公務員が役割を担うことになります。

国のリーダーということになるので、しっかり導いてくれる人を選ばないと大変なことになってしまいますね。

そのために選挙があるので、この国を任せられる人に投票するようにしましょう。

私たちの一票が国の運命を変えることになるかもしれませんよ。

官僚と閣僚と政治家の違いをわかりやすく解説

ここからが本題になりますが、官僚と閣僚と政治家の違いは何でしょうか?

まず官僚とは中央省庁に勤める国家公務員であり、「内閣」に属します。

閣僚は総理大臣から任命された国務大臣のことであり、「内閣」に属します。

一方、政治家は選挙によって国民から選ばれた国会議員であり、「国会」に属します。

内閣は「行政権」をもっているので、国会が決めた法律や予算に基づいて実際の行政を行っていきます。

その法律や予算については内閣に属する官僚が、国会に対して案を提出する流れになっているわけですね。

政治家は、国民の民意に沿って政治家や官僚が作成した法案を審議して決定する「立法権」をもっています。

以上のことから官僚と閣僚と政治家では立場や役割が異なっていることがわかりますね。

どちらも政治に関わっているというのは共通していますが、こうして比較してみると違いが分かりやすいですね。

内閣と国会で所属するところから違うなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか?

これを機にしっかりと覚えておきましょう!

官僚と政治家の力関係はどっちが強い?

「政治家は官僚の言いなりになっている!」

と、声高々に熱弁している人がいますが、これって本当のことなのでしょうか?

官僚と政治家で役割そのものが違っており、三権分立によってお互いに抑制しあっているので、力関係についてはどちらが強いとは明確にできません。

とはいえ、官僚が作成した法案に判断を下すのが政治家という役割なので、資料を作成している官僚の方が専門性が高いのも一面としてあります。

政治家には、官僚から提出された法案に対して、正しい判断ができるようにして言いなりにならないでほしいところです。

そのためにも、私たち国民の民意に沿った政治をしてくれるような政治家を選挙で選んでいく必要があるわけですね。

まとめ

・官僚は「内閣」に属して、法案や予算案の作成、行政の実施を行う。
・閣僚は「内閣」に属して、各省庁の行政事務を取りまとめる。
・政治家は「国会」に属して、国会議員や官僚から提出された法案の可決や予算の議決を行う。

官僚、閣僚、政治家でそれぞれの役割をもって行政を行っているということを覚えておきましょう。

今回は官僚と閣僚と政治家の違いについて解説してきました。

思っていたよりも立場が違って、全然違う役割だということがわかりましたね。

この違いを知って、私たちがしっかりと政治に対して正しい判断ができるようになりましょう!

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